「たから地図」は全体の調性をGdur(ト長調)とし、そこから関連の調性へ旅するように構成した。
中間部と曲の終わりに出てくるCdurには「真っ白」「白い」というイメージを持っている。
全体として「ぼく」「わたし」の個に対して、無限の可能性を秘めている「夢」のスケールの大きさを対比している。
練習番号Eに出てくる「ぼくはわたしは今ここで」を冒頭に引用した。崖の上に立ち、風を受けて夢に向かう予兆としている。
練習番号A:Gdur。「現実」としての基調となる調性。
練習番号B:Asの和音からはじまり推移していく。光に包まれた小さな種が少しずつ目を覚ましていく様子を表す。
練習番号C:Ddur 。「ほら目の前に」は冒頭の世界観と同様。「そこはちょっぴり」など、ささやくようなニュアンスを大切に。
練習番号D:「どんなに壊れた世界でも」で一瞬cmollを挟むが、「地図をかく」で白をイメージしたCdurを奏でる。
練習番号E:地球をイメージしたEs durへ。48小節からは冒頭の旋律が転調した形で現れる。「地球の上に立っている」とスケールの大きさを持ってほしい。
練習番号F:Esdur。練習番号Aの旋律のバリエーション。
練習番号G:C durに「白い」「無限の可能性」どこまでも ”もっと広がる” ようにという想いを込めた。
2023年4月
竹内一樹